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帝王切開レポート!手術入室から赤ちゃんが生まれるまで

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2018年8月9日。

手術前日に入院。

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その日は21時が最後の食事、翌日に7時まで水は飲んでOK。

 

8月10日。

当日の手術は13時から。手術着に着替えて、点滴を自分で押しながら手術室まで歩いていく。

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部屋の前で家族にいってきまーすして、少しの間お別れ。

 

手術室に入って手術台へ。案外先生やナースさんは雑談しててこちらの緊張感との温度差がすごい。

 

手術スタート。まずは痛み止めの麻酔を猫みたいに丸いポーズをして背中から3本入れる。ぐぐぐううと強めの痛みに耐えながら麻酔を入れていく。結構痛い。。

 

その後に本麻酔を入れるのもさっきよりは痛みが薄いが押されるような痛みに耐えていく。すると温かい感覚があったと思ったら足がピリピリ痺れ出す。

 

段々と足が動かなくなり感覚が全くなくなる。下半身はさっぱり動かず、胸から上ははっきりと意識がある。胸下は見えないようにタオルでカバーされていて何が起こるか見えなくなっている。

 

手術スタートとともに吐き気で気持ち悪くなり、はあはあ息苦しい。浅い呼吸をしながら吐き気に耐えていると気持ちが落ち着いてくる。

 

はいもうすぐねーなんて先生が掛け合う言葉で、今何が起こってるんだろうと想像するけど、うっすら触ってるような触ってないような気がするだけで、起こってることはわからない。と思えばまた吐き気が襲って来た。

 

うぅぅ気持ち悪いいと息が荒くなり意識も薄くなってきた気がする。赤ちゃんにははっきりした状態で会いたい...!と思っていたらまた落ち着いてきた。

 

先生が、はいじゃあお腹押すよーと言うとぐいぐいと押される感覚がよく分かった。プールの中で水をかくようなぐいっとしたちょっと強い力が加わる。

 

はい破水しましたーと先生が言う声とともに、目の前を通るチューブからは血がごごごっと流れてきた。痛みは全くないが、流れる血の勢いに圧倒。

 

お?赤ちゃん出てくるのか?もうすぐ?今何してるの?ねえ?と5秒10秒考えてると、おぎゃああ!おぎゃああ!と泣き声が聞こえた。

 

あぁぁ産まれたんだなぁ。
ゆっくり涙が出た。

 

産まれてすぐは体を拭いているのか、中々赤ちゃんに会えない。ねぇ?まだ?赤ちゃんどこー!どんな顔してるのかな?早く見たい〜と思いながらガラスケースに反射して写り込んでないかきょろきょろする。

 

そんなことしてる間に、ナースさんが赤ちゃんを側に連れてきてくれた。近すぎるほど顔の真横に赤ちゃんがいて、ふにゃふにゃした顔と白っぽいぬめりが産まれたて感満載だった。

 

女の子ですよーと確認をさせてくれたと思ったら、赤ちゃんはあっという間に先に部屋から出て行った。約40分の手術だった。

 

眠る麻酔をかけられ、最後の処置をしてくれた。20、30分で麻酔はとけて、部屋を出る頃には目が覚め、酸素マスクをしてベッドのまま自分の部屋に戻った。

 

待っていてくれた家族も来て、そこに赤ちゃんも連れてきてもらえた。

 

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家族が増える瞬間はやっぱり感動する。すごく神秘的な嬉しい時間だった。